高学歴だからいい仕事につかなきゃいけないとか、低学歴だから適当な仕事でいいやとか、社会が求めているような風潮や圧力に流されている人も多いのではないでしょうか。
最近は個人の思いが反映されるようになってきて、昔ほど脳みその能力によって仕事の内容が振り分けられるようなことはなくなってきました。
とはいえ、人気企業の総合職は高学歴が大多数を占めていますし、事務職だって高学歴で埋め尽くされています。
じゃあ、低学歴はどうしたらいいの?
特に事務職を志望する人で、いわゆる高学歴ではない人はどうしたいいのか。低学歴には人気企業の事務職はつけないのか。
すばりこれに関しては
学歴に優る武器を見つけるべき!
詳しく書いていきます。
注:事務職と記述していますが一般職と読み替えてもほぼ大差ない内容となっています。
目次
そもそも事務職とは?
事務職の定義はいろいろありますが、ここではマイナビキャリレーションに書いてあったこちらを参考にしていきたいと思います。
事務職とは、書類の作成や処理、ファイリングや整理、データ入力や電話応対・来客応対などの業務全般を担うポジションを意味します。一般事務、営業事務、経理事務、総務事務、人事事務・労務事務、法務事務、貿易事務、学校事務・大学事務、医療事務などを総称して指す職種名でもあり、企業の活動に必要不可欠な存在と言えます。
事務職のメリット・デメリット
人気の事務職ですが、事務職につくことのメリット・デメリットを書いていこうと思います。
メリット
- 転勤がない
- 責任が少ない
自分の時間を大切にしたい人や、責任のある仕事につくのが不安という人には向いている仕事であると言えます。
転勤がないため、「東京で暮らしたい」という人や「地元で家族と暮らしたい」という人も多いです。
デメリット
- やりがいを感じられない
- 昇進しづらい
- 単純作業に飽きる
やはりずっと同じような単純作業ばかりしていると飽きてしまうものです。
あくまでサポートという事務職の立場上、大きなやりがいを感じる場面というのは少ないのも現状です。
また、総合職に比べて昇進しづらいということも挙げられて、バリバリ仕事をしていきたい人には向かないと考えられます。
学歴について
まず学歴についてきちんと定義しておきましょう。
学歴といっても見ている目線次第でいろいろな解釈ができるので、ここではあくまで四年生大卒であるという条件で、その大学での採用上の有利、不利を見ていこうと思います。
高学歴とは
さて、あくまで四年制大学大学卒に絞って話を進めていくのですが、ここで問題なのがどこからを高学歴とするかです。
偏差値的な区切りもありますが、ここでは早慶、上智以上の大学を高学歴とします。
そのため、高学歴として挙げられるのが、旧帝大、早稲田、慶応、上智、理科大、東工大、一橋、上位国立大学らへんを卒業した人たちです。
これは一般的な高学歴の水準である(多分)のと同時に、偏差値的に高いこと、OBOGが多いかつ有名人が多いことを加味しても妥当そうな定義であると思います。
実際に上記した学歴の学生が事務職(一般職)を受けていることが分かる記事があります。
商社の一般職はいいとこ取り?〜広告志望のワセジョが一般職志望に変えた理由〜
こちらの記事にもあるように有名企業の事務職はかなりの狭き門であることが分かります。
商社の事務職の集合写真がみんな美女ぞろいだった・・・なんてこともあるので純粋に能力だけで評価されているのかは分かりませんが、大変な倍率であることは確かです。
高卒、短大卒はどうする?
一昔前までは高卒、短大卒の人が事務職につき、四年制大学を出た人が総合職につくという社会的な風潮がありました。
それはいまでも残っていて、年配の方は人気企業といえど事務職は短大卒の方が多いようです。
しかし、時代はうつり、高学歴な学生たちも事務職を志望するようになりました。
そうしたらばいままでのような事務職を志望していた高卒、短大卒の人はどうすれば良いのでしょうか。
明らかに自分より頭もよく、年上の学生を相手に戦うのは少々分が悪いのは誰しも分かります。
これに関しては有名企業を避ける以外に方法はありません。
有名企業では明らかに高学歴優位な現状があり、そもそも高卒や短大卒の人を募集していない企業も多いです。
OBOGの力や純粋に学力レベルに違いがあるので、同じ土俵で戦うのはかなり厳しいといえます。
中小企業や、隠れ優良企業にも事務職はあるのでそちらを見てみてはいかがでしょうか。
本当に学歴が必要なのか?
ここまで学歴の話をしてきましたが本当に事務職には学歴が必要なのでしょうか。
仕事の内容から見てみる
仕事内容でいうと、基本的な仕事内容はそこまで難しいものではありません。(総合職と比較して)
基本的に作業的な仕事が多いです。こういった作業的な仕事について、
学歴が作業効率や作業の丁寧さと必ずしも比例するものではないです。
しかしながら仕事を任せる相手の学歴が安心感につながるのは確かで、
高学歴の学生は難しい試験をミスなく解いて入学しているので、ミスの対する敏感さが違います。
ゆえに、〇〇大学の学生なら大丈夫!という考えが根底にあるのかもしれません。
顔採用という意見も
あえてここでは明言は避けますがある程度の顔面偏差値を採用者に求めていることも考えられます。
実際に僕が訪問した会社も大企業や人気企業ほど受付のお姉さんは綺麗な傾向にありました。(これは僕の好みも入っていますが・・・)
こちらの記事が面白いです
個人的な意見としてだと、僕が就活でOB訪問した際にOBの方が
「企業の偏差値 = 一般職女子の顔面偏差値」
といっていたのを思い出しました。
あくまでそういう考えの人もいるというくらいに聞いてくださいね。
低学歴はどうすべき?
高学歴の学生がここまで事務職を志望していたら低学歴の学生はどうしたらいいのでしょうか。
採用の椅子は限られており、優秀な学生がその椅子を巡って争うわけですが、どうしても学歴というのは変えるのが難しいもの。
そこで意識しなければいけないのが、
学歴に優る武器を見つけるべき
ということ。
具体的には
- 資格を取る
- 留学に行く
- ミスコンに出る
などなどが考えられます
資格を取る
事務職の仕事の多くは資料を作ったり、受付での対応です。
それに関する資格を取ることで選考が優位に進んだり、事務職を受けたいという強い理由付けにもなります。
例えば、
- 簿記
- MOS( マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)
- 秘書技能検定
- TOEIC
などなどです。
留学に行く
人気企業の多くは、グローバル展開しています。
電話の取次で海外からの電話が来るなんて言うことも考えられます。
そこで海外留学での経験があれば英語や中国語などの電話対応やお客さんの対応ができます。
ミスコンに出る
顔採用の可能性も書いたわけですが、顔なんて言うのは個人の好みがとても入ってくるので、面接官次第でどんな美女だろうが落ちることも受かることもあるわけです。
そこで重要なのがミスコンに出たという肩書
ミスコンの多くは顔もさることながら人間性全体で勝負しなければいけません。
そんなミスコンに出場したとなれば他人から顔&人間性である程度の評価をもらったという証拠になります。
面接官的にも採用の理由付けにもなりますし、他の人との差別化を図れます。
さらに、ミスコン出身者が事務職や人気企業の一般職に多いのも現実です。
最後に:努力が必要ではある
学歴の差をひっくり返すのは努力が必要です。
高学歴の人はいい大学に入るためにそれなりの努力を重ねてきたということもあり、それを含めて評価されている部分もあります。
それをひっくり返すには大変なことですが、あなたの事務職に就きたいという意思が強いなら努力もできるはずです。