僕は就活を通じていままで100人以上の社会人の方に会ってきました。
外資系の超有名企業の方や年収ランキングTOP10に入っているような企業の方など沢山の方とお話させて頂きました。
しかし、会社の垣根を超えて優秀な人に共通するものがいくつかあることに気づきました。
これはみなさんが日々感じていることもあれば、多くの人にあった僕でしか感じられないこともあると思います。
そのなかで僕があった人たちで「仕事ができる」または「仕事ができそう」と思わせた優秀な人たちに共通することをまとめてみました。
これを読めば一流のビジネスマンになれるはず!
話が端的
優秀な方はみなさん話が端的で分かりやすい。
そのなかでも顕著だったのが結論から話すということ。
質問に対して結論を先に話し、そこからエピソードやその理由などを話します。
これにより、今この人が何の話をしているのかが圧倒的に分かりやすくなります。
だめな人の例が、自分のエピソードから話し始めてしまい、自分も相手も何の話しをしているのかが分からなくなってしまうということ。
その結果として話が脱線してしまったり、着地点がわからなくなってしまい延々と思い出話を聞かされることになります。
営業系の人に多いのですが、感情をこめて話しすぎていったいなにを伝えたいのかわからないことがありました。
みなさんも、言いたいことがありすぎてどれから話し始めればいいか分からないときは質問に対して結論から話すとスマートになるでしょう。
読書で自分の思考を固める
優秀なみなさんは読書家でもありました。
有名なビジネス本なんかはどれも読んだことがあるのは当然で、トレンドの海外の経済学者の本から芥川賞作品まで本当に幅広いジャンルを読んでいました。
「どうしてそんなに忙しいのに本を読むんですか?」
と聞くと
「本ってのは書いた人の知識と考え方が詰まってる。それを読むだけでその人の考え方と自分の考え方をぶつけられるからね。」
自分の考え方と筆者の考え方をぶつけるという考え方がすごく響きました。
本に書いてあることってなんとなくそれっぽくて、いかにも正しいことのような感じがしてしまいます。
知らず知らずのうちに、お堅い本や偉そうな人の言っていることは正しい!と思い込んでしまいがちです。
しかし、それでは誰かの意見書を読んでそれに「うん、うん」と頷いているだけのつまらない人間になってしまいます。
優秀な方はそんなことはなくて自分の価値観と照らし合わせて、咀嚼して自分の中に取り込んでいっている方が多かったです。
こういったことを毎日繰り返すことで自分の思考が形成されて、より強固なものになっていくんです。
強固になった自分の思考を持つことで芯を持つ、強く深みのある人間になっていきます。
オンとオフがはっきりしている
play hard, work hardというようによく働く人はよく遊びます。
優秀な人には仕事が集中しがちです。
他の人よりも仕事をこなすスピードが早いのでどんどん仕事が降ってきます。
しかしその分ストレスも貯まります。
そのストレスの発散のさせ方も上手なんです。
ストレスの発散のさせ方は人それぞれですが、僕の会った方の多くはひたすらクラブで踊って飲み続けるとか、キャバクラで遊びまくるとか、若い子を捕まえて飲みに行くとか、みなさんイケイケでした(笑)
なかにはひたすら泳ぐ、とか勉強するなどの方もいらっしゃいましたが。
ここで重要なのがオンとオフをはっきりさせること。
ダラダラ仕事をせずに時間を決めて、
「今日は〇時に帰って遊びに行く」
と決めたら全力で仕事をこなします。
仕事が終わったらストレス発散しにいくといった具合です。
みなさん、自分のストレスの発散方法を知り、ストレスで爆発する前にガス抜きして、また活躍するという良いサイクルを形成しているようでした。
これに関しては、ほぼ全員がそうしていました。
遊びの違いはあれど、オンとオフをはっきりさせてストレス発散させるというのはとても大事なことです。
時間に厳しい
仕事ができる人は時間に遅れません。
仕事も忙しいはずなのに僕と会ってくれる約束でも時間通りに来てくださいます。
わざわざ僕と会うために仕事を離れて、終わったらまた仕事場に戻るという方もいました。
本当に感謝してもしきれないくらい、いろいろなことを教えてくれました。
逆に、時間を守れない方も多くいました。
そういう方の多くは、上記した優秀な方に共通するものを持ち合わせていない方が多かったです。
相手の方が指定してきた場所と違うところに向かってしまい、新宿駅を端から端まで走らされた経験もあります。
ベンチャーなど比較的自由な環境で働いている方に多かったです。
ビジネスマンとして場所と時間を守るというのはとても大切なことです。
自分がいままでできていないと感じたらすぐ治せることなので、気をつけるようにしましょう。
相手の目線で話せる
相手の目線に立って話せるということはビジネスマンとして必須のスキルです。
ドリルを売るなら穴を売れでも書いていますが、優秀な方は常に相手(顧客)の目線に立てる方です。
僕の例では、僕が学生であるということを考慮して専門用語を使わずに話してくださったり、業務内容を分かりやすく教えてくれました。
一部の方は、あえて専門用語を並べ立てて理解していることを試してくるような方もいました。
たしかに、高いものを求めて成長させるという姿勢はとても大事です。
しかし僕は部下でもなければ、まだ学生です。こちらから頼んでいるため、ある程度の知識はあるものの実務経験のない僕では到底業務を理解することはできません。
そのため結果的に互いに何も得られない不幸な時間を過ごすという結果になってしまいました。
この経験から相手の目線に立って話せたほうがお互いに有意義な時間を過ごすことができます。
これができ、逆にこれができないと不幸な現実になるということを知っているのが優秀な方であると言えます。
身なりがきれい
いつ会っても、きれいなスーツとビシッとした頭髪、ひげもしっかり剃ってある方が多いです。
前日に徹夜をしていても、スーツを着こなし颯爽と僕の相談に乗ってくださる方もいました。
人間の印象の9割は第一印象で決まる、といいますから学生と会うときでさえきちんとした服装でいるのでしょう。
また、自分の印象で会社の印象が決まってしまうということを意識しているのでしょう。
会社からの通達なのかその人の問題なのかは知りませんが、優秀な方ほどきれいな身なりをしていました。
また、優秀な方は高給取りであることも多く、その分高価なスーツを着ていることも多いです。
高価なスーツは生地から違いますし、シルエットもきれいです。
高価なスーツに身を包んでいる自信がまた仕事を頑張る原動力になっているのかもしれません。
身なりを整えることで良いサイクルが回っていることは間違いないようでした。
最後に:優秀の定義は人それぞれ
仕事において求められていることは人それぞれ異なります。
研究職の方だったら精密さや根気強さが求められるかもしれませんし、コンサルの方だったら顧客とのコミュニケーションやマネジメント能力は求められるかもしれません。
しかし僕が感じた優秀とは、ビジネスマンとしての根幹であり、社会人としての規律をいかに守れるかということです。
なにが優秀でなにが無能かということを書くのは難儀ですが、少なくとも優秀である人を肌で感じた結果、上記したことがとても共通していました。
もしかしたら、これを読んで
「ああ、時間にいつも遅刻していたな」
などと思うことがあれば、今から改善してくことで優秀だと周りから認められる人物になれるかもしれませんよ。