【書評】ドリルを売るには穴を売れを読んだら内容薄すぎた

【書評】ドリルを売るには穴を売れを読んだら内容薄すぎた

みなさんマーケティングって何か知ってますか?

実は電車で目にする広告や、近くのイタリアン、ディズニーランドまでマーケティングの力で集客しているんです。

マーケティングを正しく理解することで

そのなかでマーケティングの名著「ドリルを売るには穴を売れ」を読んでみたので書評を書きました!

3分でわかるドリルを売るには穴を売れまとめ

顧客に与える価値を意識しろ!

ターゲットは絞り込め!

戦略は一気通貫!

最強に端的にまとめるとこんな感じです。

マーケティングとはクライアントへの価値の提供をする仕事です。これは常に意識しておくべきこと。

また製品やサービスを使うであろうクライアントはできるだけ具体的に、かつ4Pから具体的な施策までが美しく一気通貫されていなければマーケティングは成功しません。

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書評

かなり初学者向き。

4Pやセグメンテーションすらもわからない人向けの本です。

これはこの本の冒頭にも初学者向けであるということは明記されているのでその通りであるといえますね。

200ページちょっとありますが、2時間あれば読み終わるテンポの良さはGOOD

言うは易し行うは難し

この本は基本的なマーケティングの知識を体系的に教えられる部分それを元にした小説の部分2パートに分かれています。

小説では習ったことを不器用な主人公が失敗を通じて学んでいくという、よくあるタイプのもの。

小説なんですが、いくらなんでもうまく行き過ぎでは・・・

この本をよんでからこのブログもマーケティングを意識してますが、なかなかうまくいかないものですね。

言う(読んだだけだけど)は易し行うは難しとはこのこと。実践を通じて習得していきましょう。

今の時代に合っているかと言われると微妙

この本が発行されたのは2006年です。

2006年といえばライブドア事件の年。そうITが一般消費者に普及し始めたころに出版された本です。

ということはこの本を書いた著者佐藤さんは90年台〜00年代初期の経験を元にこの本を出版しています。

いまやマーケティングといえばデジタルマーケティング(webマーケティング)と言われるほどです。

たしかにこの「ドリルを売るには穴を売れ」に書かれている”マーケティングの本質は価値の提供”であることには変わりませんが、マーケティングの4Pなどの手法は4Cなどと置き換えられている事例もあります。

時代遅れとは言いませんが、リアル産業についてのマーケティングに関してはこの本がとてもイメージがしやすいのですが、デジタル領域においてはその限りではないのではないかと思いました。

最後に:マーケティングの基本を学ぶ本

ドリルを売るには穴を売れマーケティングの基礎を学ぶにはおすすめの本であると思います。

人に何らかの価値を提供してその対価としてお金をいただくという基本的なマーケティングのあり方を学ぶことができます。

一方、ある程度知識としてマーケティングを知っている人やステップアップとして読むには向いていないと思いました。

自分の知識と相談してご購入ください!

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